このサイトは、東京外かく環状道路(外環)に関する情報をみんなで共有することを目的に開設しました。

計算条件は適切か?

対象:資料4-2-1(P31)、右の前々回は新規事業採択時評価 page
今回(2016年)前回(2013年)前々回(2008年)
基礎データ2005年度道路交通センサス2005年度道路交通センサス2005年度道路交通センサス
交通量の推計時点2030年2030年2030年
計画交通量76,200〜96,200台/日75,900〜95,600台/日88,900〜100,800台/日
事業費約1兆5,975億円約1兆2,820億円約1兆2,820億円
総便益(B)約2兆8,777億円約2兆5,991億円約2兆9,788億円
総費用(C)約1兆4,996億円約1兆1,480億円約1兆377億円
費用便益比1.92.32.9
参考情報
  • 喜多見ポンポコ会議『P-REPORT』2016.7.20 PDF
    • 「基礎データに10年以上前の道路交通センサスが用いられているのは、いまだに2010年度道路交通センサスベースの将来OD表が作成されていないためです。」
    • 「現況OD表(実績値)の傾向を反映すると2010年ベースの推計値は大幅に減少すると思われます。」
    • 「今回の外環計画交通量がどのような条件で配分計算されているのか、確認が必要です。」
  • 喜多見ポンポコ会議『NEWS』2015.3.6 PDF
    • 「小型貨物と普通貨物は1999年・2005年の実績値の傾向を反映して推計したものの外れてしまった様子が読み取れます。」
    • 「乗用車については、1999年・2005年の実績値の傾向を反映していないように見えます。」
    • 「交通需要推計の前提として用いられたシナリオは「日本21世紀ビジョン」で示された目指すべき将来像であり、現実的でなかった可能性があります。」
   
図:外環利用区間の実績・推計交通量推計結果(車種別)
参考情報
  • 新規事業採択時評価も再評価2回も基礎データは「2005年度道路交通センサス」
  • 2016年再評価時点で「2010年度道路交通センサス」ベースの将来OD表が本省道路局道路経済調査室から各地方整備局へ配布されていた。
    • 国土交通省道路局企画課道路経済調査室「交通流推計手法の精度向上に関する検討業務 報告書」2015.3 PDF
  • 交通量推計についてのコンサルへの指示
    • 2013年再評価時は「最新の将来OD表」で行うこと(2013.05.28 打合せ記録簿 PDF
    • 2016年再評価時は「最新の将来OD表」ではなく「2005センサスベース」で行うことだった(2015.12.11 打合せ記録簿 PDF
  • 2016年再評価時の関係者
国土交通省 道路局長 森 昌文(2016.6〜現在 国土交通省 技監)
国土交通省 道路局 企画課長 増田 博行(2017.7〜現在 国土交通省 九州地方整備局長)
国土交通省 道路局 企画課 道路経済調査室長 山本 悟司(2018.4〜現在 国土交通省 大臣官房付)元外環事務所長
国土交通省 関東地方整備局長 石川 雄一(2016.6〜現在 国土交通省 道路局長)



総便益は適切か?

対象:資料4-2-1(P32)
事業全体
走行時間短縮便益走行経費減少便益交通事故減少便益総便益(B)
25,670億円2,344億円764億円28,777億円

対象:資料4-2-2(P3,4)
交通状況の変化
距離(km)整備なし整備あり
/契漾Σ築道路16.2交通量(台/日)84,000
走行時間(分)13
走行時間費用(億円/年)0190.15
⊆腓
周辺道路
圏央道97.5交通量(台/日)47,30040,600
走行時間(分)8583
走行時間費用(億円/年)747.27634.92
首都高速
(中央環状線)
25.6交通量(台/日)92,10069,000
走行時間(分)3730
走行時間費用(億円/年)483.99325.10
国道20号
(甲州街道)
54.5交通量(台/日)49,70048,800
走行時間(分)152149
走行時間費用(億円/年)1,287.071,236.35
国道246号
(玉川通り・厚木街道
・大和厚木バイパス)
40.6交通量(台/日)58,70058,300
走行時間(分)138138
走行時間費用(億円/年)1,374.901,355.87
都道3号
(世田谷通り)
9.9交通量(台/日)16,10015,700
走行時間(分)4141
走行時間費用(億円/年)161.64162.65
都道4号
(青梅街道)
13.5交通量(台/日)45,30048,100
走行時間(分)3636
走行時間費用(億円/年)259.54265.24
都道5号
(青梅街道)
24.7交通量(台/日)11,70012,000
走行時間(分)107108
走行時間費用(億円/年)567.03567.88
都道7号線
(五日市街道)
29.4交通量(台/日)16,40015,200
走行時間(分)114112
走行時間費用(億円/年)431.84417.08
都道7号線
(井の頭通り)
7.2交通量(台/日)20,10019,100
走行時間(分)2120
走行時間費用(億円/年)120.43107.19
都道8号
(目白通り)
7.6交通量(台/日)42,30042,100
走行時間(分)2725
走行時間費用(億円/年)214.25190.39
都道12号
(武蔵境通り)
9.0交通量(台/日)15,30013,100
走行時間(分)3231
走行時間費用(億円/年)105.2897.04
都道14号
(東八道路)
15.2交通量(台/日)33,50043,400
走行時間(分)5243
走行時間費用(億円/年)310.37262.10
都道24号
(目白通り)
3.2交通量(台/日)67,40055,700
走行時間(分)1311
走行時間費用(億円/年)116.0990.17
都道113号
(女子大通り)
2.1交通量(台/日)13,30013,700
走行時間(分)66
走行時間費用(億円/年)15.6414.83
都道114号
(吉祥寺通り)
9.7交通量(台/日)13,20015,100
走行時間(分)3332
走行時間費用(億円/年)123.69117.61
都道116号
(吉祥寺通り)
2.1交通量(台/日)21,10018,800
走行時間(分)109
走行時間費用(億円/年)38.0530.57
都道311号
(環状8号線)
24.4交通量(台/日)52,50047,500
走行時間(分)7368
走行時間費用(億円/年)540.30450.04
都道318号
(環状7号線)
20.8交通量(台/日)45,20044,200
走行時間(分)6563
走行時間費用(億円/年)436.12388.05
都道443号
(笹目通り)
4.3交通量(台/日)40,30039,400
走行時間(分)1515
走行時間費用(億円/年)108.46107.54
埼玉県道68号
(笹目通り)
3.9交通量(台/日)45,80044,900
走行時間(分)1212
走行時間費用(億円/年)84.2589.32
杉並区道2132号
(神明通り)
6.2交通量(台/日)4,2002,700
走行時間(分)3223
走行時間費用(億円/年)29.6119.68
武蔵野市道17号
(中央通り)
1.2交通量(台/日)17,00012,900
走行時間(分)87
走行時間費用(億円/年)24.3923.83
412.6走行時間費用(億円/年)7,580.216,953.45
その他道路17,796走行時間費用(億円/年)149,159.96148,107.33
距離(km)整備なし
(A)
整備あり
(B)
走行時間短縮便益
(A−B)
´↓9膩18,225走行時間費用(億円/年)156,740.17155,250.931,489.25

[疑問]
  • 事業全体の総便益と交通状況の変化の表にある「走行時間短縮便益」の数値はどのように関連しているのか?
  • 総便益の89.2%を占める走行時間短縮便益は、その他道路分が95.4%だが、この内訳は何か?

このページへのコメント

私も近畿地方整備局の事業評価監視委員会資料を眺めてみました。たとえば昨年10月に開催されたうち、「資料No.8 一般国道42号田辺西バイパス」もH17センサスベースの推計でした。関東も中部も近畿も、H22ベースの推計にすると、増加する事業費に見合うだけの交通量がどうしても算出できないから、地方整備局側がH17ベースのままにしてくれと言っているのか、本省側が出せずにいた(隠していた?)のか、あるいは両方が結託して無いことにしていたのか。地元政治家や土建屋が圧力をかけているのか。事業評価監視委員会の委員も「監視」しているのか。ったく。

Posted by シーシーアイ 2018年03月12日(月) 23:07:18

試しに中部地方整備局の事業評価監視委員会資料をざっと見てみました。昨年9月25日の資料15、再評価のバックデータを見ると、ここでもH17センサスベースの推計でした。関東地方整備局だけではないんですね。「PONPOKO REPORT」によると、やっとH22センサスベースの将来OD表が存在することになったそうですが、このサイト「その他」ページに新しく加えていただいた国交省道路局の契約を見ると、なんと既にH27センサスベースの将来OD表の検討をしている…なぜ今まで存在しないことになっていたのか、なぜ事業評価の後に存在することになったのか、怪しすぎますよね。

Posted by ドルフィン 2018年03月05日(月) 22:58:36

PONPOKO REPORTによると、「独自で設定した道路」は「この業務中では設定した」ということです。単に局内や部内の検討材料としてでなく、前提条件が不開示のまま「こんなに効果がある」と宣伝に使うとしたら問題ですね。

Posted by 蓮華草 2018年02月23日(金) 17:56:19

私もウェブサイト「PONPOKO REPORT」見ました。H22センサスベースの将来ODを用いた将来交通量推計について開示出来ない理由が「公にすることにより国民の誤解や憶測を招き、不当に国民の間に混乱を生じさせるおそれがある」が気になります。巻末資料のノードやネットワーク図も「独自で設定した道路なども一部含まれて」いるから不開示とのこと。なぜそんな道路を加えて需要予測をするのでしょうか。こんなに黒塗りばかりで隠されると、都合の良い数字になるように操作しているのではないかと疑いたくなります。

Posted by 蓮華草 2018年02月22日(木) 23:24:13

そうそう、何度も関東地方整備局に確認された「ぐりこ」さん、お疲れ様でした。

Posted by 小作人 2018年02月09日(金) 10:44:28

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